
AIにコードを書いてもらうことで、HTMLやCSSを一から覚えなくてもホームページを作りやすくなりました。
例えば、
「税理士事務所のホームページを作って」
「白を基調に、信頼感のあるデザインにして」
「スマートフォン対応にして」
と指示するだけで、AIにHTML・CSS・JavaScriptなどを生成してもらえます。
さらに現在は、単にコードを回答するだけではありません。
AIが、
- プロジェクト全体を確認する
- 複数ファイルを作成・編集する
- コマンドを実行する
- エラーを調査する
- ブラウザで表示を確認する
- Gitで変更を管理する
- サイトを公開する
ところまで担当できるサービスも登場しています。
代表的なのが、
- OpenAI Codex
- Claude Code
- Cursor
- Gemini CLI
- Grok Build
- Replit Agent
- GitHub Copilot
です。
ただし、この7つは同じ種類のサービスではありません。
CodexやClaude Codeのように既存の開発環境で本格的にコードを扱うAIもあれば、Grok BuildやReplit Agentのように、ブラウザ上で「作る→確認→公開」まで進めやすいサービスもあります。
そのため、
「どのAIが一番優秀か」ではなく、「自分がどのようにホームページを作りたいか」で選ぶことが重要です。
この記事では、ホームページ制作という目的に絞って7つのAIを比較します。
AIコーディングでホームページを作るとは?

AIコーディングとは、自然な文章で指示して、AIにWebサイトやアプリのコードを作成・修正してもらう方法です。
例えば、
名古屋市の工務店のホームページを作ってください。
トップ、施工事例、会社概要、お問い合わせの4ページ。
スマートフォン対応。
木の温かみを感じるデザインにしてください。
と指示すると、AIが必要なファイルを作成します。
作り方によって、
- HTML
- CSS
- JavaScript
- PHP
- React
- Next.js
- WordPressテーマ
など、さまざまな形式のホームページを作ることができます。
AIホームページ作成ツールとの違い
WixなどのAIホームページ作成ツールと、CodexやClaude CodeのようなAIコーディングツールは似ていますが、仕組みが異なります。
AIホームページ作成ツールは、基本的にサービス側が用意したシステムの中でホームページを作ります。
一方、コーディングAIでは、
実際のHTML・CSS・JavaScriptなどのコードをAIに作成してもらう
ことができます。
イメージすると次の違いです。
AIホームページ作成ツール
AI
↓
Wixなどのサービス
↓
ホームページ
コーディングAI
AI
↓
HTML・CSS・JavaScript・Reactなど
↓
GitHub・サーバーなど
↓
ホームページ
後者は少し難易度が上がる一方で、自由度が高くなります。
「バイブコーディング」とは?

AIに自然な言葉で、
「こんなサイトを作りたい」
「ここをもっとおしゃれにして」
「ボタンを押したらフォームを開いて」
などと指示しながら、コードを細かく自分で書かずに制作していく方法を「バイブコーディング」と呼ぶことがあります。
従来は、
設計
↓
HTML
↓
CSS
↓
JavaScript
↓
テスト
と人がコードを書いていました。
AIを利用すると、
やりたいことを指示
AIがコードを書く
完成画面を見る
↓
修正を指示
↓
AIがコードを直す
という制作方法が可能になります。
ただし、コードを自分で書かないことと、コードを理解しなくてよいことは同じではありません。
特に会社のホームページや問い合わせ機能などを扱う場合は、最終的な動作確認が必要です。
AIに作ってもらったコードは自分で所有できる?
一律に「AIが作ったコードはすべて自分のもの」とは言えません。
利用するAIサービスの規約や、生成されたコードに含まれる第三者の権利などによって扱いが変わる可能性があります。
また、
- オープンソースライブラリ
- フォント
- アイコン
- 写真
- 外部コード
などをAIが利用した場合は、それぞれのライセンス条件も関係します。
商用ホームページを制作する場合は、利用するAIサービスの最新規約と使用しているライブラリのライセンスを確認してください。
法的判断が必要なケースでは専門家への確認が必要です。
AIでホームページを作れるコーディングAIおすすめ7選 比較表
2026年9月時点で比較候補になる主なサービスは次の7つです。
| AI | 使い方 | 初心者 | コード自由度 | 既存サイト編集 | WordPress | 画面確認 | 公開しやすさ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Codex | アプリ・CLI・IDE・クラウド | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ○〜◎ | ○ |
| Claude Code | CLI中心 | △ | ◎ | ◎ | ◎ | △〜○ | △ |
| Cursor | AIエディター | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
| Gemini CLI | CLI | △ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | △ |
| Grok Build | Web・モバイル・CLI | ◎ | ○〜◎ | ○ | △ | ◎ | ◎ |
| Replit Agent | ブラウザ開発環境 | ◎ | ○〜◎ | ○ | △ | ◎ | ◎ |
| GitHub Copilot | IDE・CLI・GitHub | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
※「◎・○・△」はホームページ制作という用途から見た目安です。AIモデルそのものの性能順位を示すものではありません。
結論|ホームページ制作ならどのAIがおすすめ?
初心者が簡単に作りたい → Replit Agent / Grok Build
プログラミング環境の構築から避けたいのであれば、Replit AgentまたはGrok Buildが有力です。
Replit Agentは、作りたいWebサイトをチャットで伝え、生成・修正・公開まで同じ環境で進められます。Replitも「コーディング経験不要」でWebサイトやアプリを作れることを案内しています。
Grok Buildも現在はWeb・iOS・AndroidからWebサイトを生成し、その場で動作確認して公開できます。
2026年8月からは全プランへ提供範囲が拡大され、
- grok.meで公開
- 独自ドメイン
- GitHubへのエクスポート
にも対応しています。
本格的なホームページを作りたい → Codex / Claude Code
自分のPC上にあるプロジェクトを管理しながら、本格的に制作したいならCodexまたはClaude Codeが有力です。
Codexはコード作成だけではなく、
- リポジトリ理解
- ファイル編集
- コマンド実行
- テスト
- 機能実装
- リファクタリング
など、開発工程全体を担当するコーディングエージェントです。OpenAIはWeb開発もCodexの主要用途として案内しています。
Claude Codeもターミナルからプロジェクトを扱えるため、既存ホームページの修正やWordPress開発との相性があります。
画面を見ながら作りたい → Cursor
コードも確認したいが、ターミナルだけで作業するのは難しいという人にはCursorが使いやすいでしょう。
Cursor Agentは、
- ファイル検索
- 複数ファイル編集
- ターミナル実行
- Web検索
- ブラウザ操作
- スクリーンショット確認
まで行えます。
「ヘッダーをもう少し小さくして」
と指示し、AIに修正してもらいながらブラウザ上の結果を確認する、といった制作方法に向いています。
無料から試したい → GitHub Copilot Free / Replit Starterなど
以前はGemini CLIが「無料で使いやすいCLI」として有力でした。
しかし2026年6月18日以降、個人の無料・Google AI Pro・Ultraユーザー向けターミナル環境はAntigravity CLIへ移行しました。
Gemini CLI自体は現在も開発されていますが、個人向け無料ツールとして紹介するのは正確ではありません。
現在は、
- GitHub Copilot Free
- Cursor Hobby
- Replit Starter
- Google Antigravity CLI
などから検討する方が自然です。
GitHub Copilot Freeでは、利用回数に制限はありますが無料でCopilot CLIやエージェント機能を試せます。
GitHub中心で管理したい → GitHub Copilot
コードをGitHubで管理することが前提ならGitHub Copilotは有力です。
現在のCopilotはコード補完だけではありません。
Copilot cloud agentは、
- リポジトリ調査
- 実装計画
- ブランチ上での修正
- diff作成
- Pull Request
まで扱えます。
GitHub Issueを作ってAIへ作業を任せる、といった開発方法にも向いています。
公開までAIに任せたい → Replit Agent / Grok Build
ホームページを作るだけでなく、
公開までできるだけ簡単に済ませたい
ならReplit AgentまたはGrok Buildが優位です。
Replit Agentは制作からデプロイまで同じサービス上で完結できます。
Grok Buildも作成したWebサイトをgrok.meへ公開でき、独自ドメインにも対応しています。
AIでホームページを作る方法は大きく3種類
ターミナル型AIコーディングエージェント

代表例は、
- Codex
- Claude Code
- Gemini CLI
- Grok Build CLI
です。
ターミナルからAIへ指示します。
例えば、
会社ホームページを作って
と伝えると、AIが現在のフォルダを読み、必要なファイルを作成・編集します。
自由度が高い反面、ターミナル、ファイル、npm、Gitなど最低限の開発知識があると使いやすくなります。
AIエディター型
代表例はCursorやVS Code上のGitHub Copilotです。
画面上で、
コード
+
ファイル一覧
+
AIチャット
+
ターミナル
を確認しながら作れます。
CLIだけで作業するより視覚的に理解しやすいのがメリットです。
ブラウザ完結型
代表例が、
- Grok Build
- Replit Agent
です。
ブラウザ上で、
指示
↓
生成
↓
プレビュー
↓
修正
↓
公開
まで進められます。
プログラミング初心者には最も入りやすい方式です。
AIでホームページを作るコーディングAIの選び方
初心者でも使いやすいか
まず確認したいのは操作方法です。
ターミナルへコマンドを入力する必要があるAIと、ブラウザから会話するだけのAIでは難易度が大きく違います。
完全初心者なら、
Grok Build
Replit Agent
などから試す方が理解しやすいでしょう。
プログラミング知識はどの程度必要か
AIがコードを書いてくれても、
- ファイル
- フォルダ
- Git
- サーバー
- ドメイン
- JavaScript
- npm
などの知識が必要になるケースがあります。
AIに任せられる範囲と、自分が管理しなければならない範囲を確認しましょう。
HTML/CSSだけでなくReact・Next.js等にも対応できるか
簡単な会社サイトならHTML/CSSでも十分です。
一方、
- 会員機能
- Webアプリ
- SaaS
- 管理画面
- 動的コンテンツ
などを作るならReactやNext.jsなどを使うケースがあります。
将来的な拡張も考えるなら、プロジェクト全体を扱えるCodex、Claude Code、Cursorなどが向いています。
デザインの完成度は高いか
コードが正常に動くことと、デザインが良いことは別です。
AIによって、
- 余白
- 配色
- タイポグラフィ
- レスポンシブ
- アニメーション
などの傾向が異なります。
デザインを重視する場合は、同じプロンプトを複数サービスへ与えて実際の完成画面を比較した方が確実です。
画像や参考サイトを見せて制作できるか
「このデザインに近い雰囲気にしたい」
という制作では画像入力が有効です。
Cursor Agentは画像ファイルを読み込むことができ、ブラウザでスクリーンショットを取得して見た目を確認する機能もあります。
ただし他社サイトをそのままコピーするのではなく、レイアウトや雰囲気の参考として利用しましょう。
複数ファイルをまとめて編集できるか
本格的なホームページでは、
- index.html
- style.css
- script.js
- component
- config
- package.json
など複数ファイルを扱います。
単なるAIチャットより、リポジトリ全体を理解できるエージェントの方が向いています。
Cursor Agentは複数ファイル編集、コードベース検索、ターミナル操作に対応しています。
ブラウザで完成画面を確認できるか
Web制作では非常に重要です。
コードだけ見ても、
- レイアウト崩れ
- スマホ表示
- ボタン位置
- 余白
などは判断しづらいからです。
この点ではGrok Build、Replit Agent、Cursorが使いやすいでしょう。
エラーを自動で確認・修正できるか
AIには、
「エラーが出たから直して」
だけではなく、
- テスト実行
- ビルド
- ログ確認
- 修正
- 再テスト
まで実行できるものがあります。
本格的な制作ほど重要になる機能です。
Git・GitHubと連携できるか
制作会社や長期運営ではGitを使える方が安全です。
問題が発生したときに以前の状態へ戻したり、変更履歴を確認できます。
Grok Buildは現在GitHubエクスポートにも対応しています。
GitHub中心ならCopilotとの相性は非常に高いです。
WordPressのテーマ・プラグインも作れるか
WordPressはPHP・JavaScript・CSSなどで作られているため、ローカルファイルを扱えるAIなら開発支援に利用できます。
特に、
- Codex
- Claude Code
- Cursor
- GitHub Copilot
はWordPressテーマ・プラグインなど既存コードの編集と相性があります。
一方、Grok BuildやReplit Agentのブラウザ型環境は、WordPressそのものを運用する用途では第一候補になりにくいでしょう。
ホームページをそのまま公開できるか
公開の簡単さを重視するなら、
- Replit Agent
- Grok Build
が強みを持っています。
CodexやClaude Codeでは、Vercel、Netlify、GitHub Pages、レンタルサーバーなどと組み合わせる形が基本になります。
コードを自分で保存・移行できるか
長期間運営するなら非常に重要です。
数年後にAIサービスを変更したくなった場合でも、
ソースコードがGitHubなどに残っている
方が移行しやすくなります。
サービス内でしか編集できない仕組みより、コードを自分で管理できる仕組みの方が自由度は高くなります。
料金・利用制限
料金だけでなく、
- 月間利用量
- Agent回数
- トークン
- AIクレジット
- 使用モデル
まで確認してください。
例えばGitHub Copilotには無料プランがあり、Proは月額10ドル。Agentなどの利用にはAIクレジット制が採用されています。
Replitにも無料のStarterがあり、Coreは年払い換算で月額17ドル、Proは95ドルとされています。
料金は頻繁に変更されるため、契約前に各公式サイトで最新情報を確認してください。
AIでホームページを作るコーディングAIおすすめ7選
OpenAI Codex
本格的なWeb開発・既存サイト修正まで任せたい人向け。
Claude Code
ターミナル中心で高い自由度を求める人向け。
Cursor
画面を見ながらAIと一緒に制作したい人向け。
Gemini CLI
Google系CLI。現在、個人向けはAntigravity CLIへ移行している点に注意。
Grok Build
初心者がWeb・モバイルから作成し、そのまま公開したい場合に有力。
Replit Agent
開発環境の準備なしでWebサイト・アプリを作りたい初心者向け。
GitHub Copilot
GitHubを中心にコード管理・レビュー・PR運用したい人向け。
OpenAI Codex
Codexの特徴
CodexはOpenAIのコーディングエージェントです。
現在は単なるコード生成チャットではなく、
- リポジトリを理解
- 複数ファイルを編集
- コマンド実行
- テスト
- バグ修正
- 大規模な変更
- クラウド上でタスク実行
などに対応しています。
OpenAIの公式ユースケースでも、WebサイトやWebアプリを構築してプレビューをデプロイし、ライブURLまで取得するワークフローが紹介されています。
Codexでホームページを作る流れ
基本的には、
- プロジェクトを作る
- Codexへサイト要件を伝える
- HTML/CSSまたはReactなどを生成
- ブラウザで確認
- 修正を指示
- テスト
- Gitで管理
- Vercel等へ公開
という流れです。
Codexのメリット
最大のメリットは、単一ファイルではなくプロジェクト全体を任せやすいことです。
新規ホームページだけでなく、
「この既存サイトのスマホメニューを修正して」
「全ページの共通ヘッダーを変更して」
といった作業にも向いています。
WordPressテーマやプラグイン開発にも利用できます。
Codexのデメリット
Grok BuildやReplit Agentと比較すると、完全初心者が「何も知らずにすぐ公開」という用途では少しハードルがあります。
Gitやファイル構造、サーバーなどの知識があるほど使いやすくなります。
Codexがおすすめな人
- 本格的なホームページを作りたい
- 既存サイトを修正したい
- WordPress開発にも使いたい
- Gitでコード管理したい
- 将来的にWebアプリまで作りたい
人に向いています。
Claude Code
Claude Codeの特徴
Claude CodeはAnthropicが提供するターミナル型コーディングエージェントです。
CLIからプロジェクトを読み、コード作成や変更を依頼できます。
インタラクティブ利用だけでなく、コマンドとして処理を実行する方法にも対応しています。
Claude Codeでホームページを作る流れ

- 制作用フォルダを作る
- Claude Codeを起動
- ホームページの条件を指示
- ファイルを生成
- 開発サーバーを起動
- ブラウザで確認
- 修正を依頼
- Gitへ保存
- ホスティングへ公開
という流れになります。
Claude Codeのメリット
既存コードを読みながら修正する開発に向いています。
例えばWordPressテーマで、
「このテンプレートだけレイアウトを変更して」
「functions.phpとJavaScriptを確認して不具合を直して」
といった複数ファイルにまたがる作業を任せやすいのが特徴です。
Claude Codeのデメリット
ターミナル操作が中心になるため、完全初心者には分かりにくい部分があります。
また公開機能が中心のサービスではないため、VercelやNetlify、レンタルサーバーなどを別途利用するケースが一般的です。
Claude Codeがおすすめな人
- CLIに抵抗がない
- 本格的にコードを管理したい
- WordPress開発をしたい
- 既存サイトを修正したい
- AIと相談しながら長い開発作業をしたい
人に向いています。
Cursor
Cursorの特徴
CursorはAIを組み込んだコードエディターです。
Agentはコードベースを検索し、複数ファイルを編集し、ターミナルコマンドを実行できます。
現在はブラウザ操作にも対応しており、Webサイトを開いてスクリーンショットを撮影しながら視覚的な修正もできます。
Cursorでホームページを作る流れ
- 制作用フォルダをCursorで開く
- Agentへホームページ作成を依頼
- AIがファイルを生成
- 開発サーバーを実行
- ブラウザ表示を確認
- デザイン修正を依頼
- diffを確認
- GitHubへ保存
- 公開
という流れです。
Cursorのメリット
初心者でも、
AIがどのファイルを変更したのか
を画面で確認しやすいのがメリットです。
ターミナル型AIより視覚的で、普通のエディターに近い感覚で利用できます。
Cursorのデメリット
Grok Buildのような「チャットだけで公開」型と比べると、多少の開発知識は必要です。
また利用するAIモデルやAgent使用量によって料金・利用量が変わります。Cursorでは無料Hobbyプランも提供されています。
Cursorがおすすめな人
- コーディング初心者から一段上に進みたい
- コードを確認しながら制作したい
- 既存ホームページを修正したい
- WordPressを開発したい
- AIとブラウザ表示を往復しながら作りたい
人に向いています。
Gemini CLI
Gemini CLIの特徴
Gemini CLIはGoogleが公開したオープンソースのターミナル型AIエージェントです。
ファイル操作やコード生成、シェルコマンド実行などに対応します。
ただし2026年現在、重要な変更があります。
2026年6月18日から個人向けGemini CLIはAntigravity CLIへ移行しました。
Gemini CLIはEnterpriseライセンスやAPIキーを利用する環境では引き続き提供・更新されています。
Gemini CLIでホームページを作る流れ
Enterprise/API利用の場合は、
- 制作フォルダを用意
- Gemini CLIを起動
- ホームページを生成
- ファイルを確認
- npmなどを実行
- ブラウザで確認
- Gitで管理
- 公開
というCLI型の流れになります。
個人ユーザーなら、現在はAntigravity CLIを確認した方がいいでしょう。
Gemini CLIのメリット
オープンソースであり、ターミナルからコードベース全体を扱える点が特徴です。
Google CloudやGemini APIを利用する開発環境との相性もあります。
Gemini CLIのデメリット
最大の注意点は、一般個人ユーザー向けサービスとしての位置付けが変わったことです。
2025年当時の記事を参考にして、
「GoogleアカウントだけでGemini CLIを無料利用できる」
と紹介するのは2026年9月時点では古い情報です。
Gemini CLIがおすすめな人
- Gemini APIを使っている
- Google Cloud中心
- EnterpriseでGemini Code Assistを利用している
- オープンソースCLIを利用したい
人に向いています。
一般個人ユーザーはAntigravity CLIと比較してください。
Grok Build
Grok Buildの特徴
現在のGrok Buildには大きく、
- ターミナルで使うGrok Build
- Web・モバイルから使うGrok Build
があります。
ターミナル版は2026年5月にxAIが公開したコーディングエージェントで、ファイル編集、コマンド実行、計画、diff確認、サブエージェントなどに対応しています。
一方Web・モバイル版では、チャットで指示するだけで、
Webサイト
↓
プレビュー
↓
修正
↓
公開
まで行えます。
Grokでホームページを作る流れ
初心者なら、
- Grok Buildを開く
- 作りたいホームページを文章で指示
- AIが生成
- プレビュー
- デザインや文章の修正を指示
- 公開
- 必要なら独自ドメイン設定
- 必要ならGitHubへエクスポート
という流れです。
Grokのメリット
初心者にとって最大のメリットは、
コードを書かなくても実際のコードベースのサイトを作りやすい
ことです。
現在はGitHubエクスポートにも対応しているため、
Grokで最初のサイトを作る
↓
GitHubへ出力
↓
CursorやCodexで続きを開発
という使い方もできます。
Grokのデメリット
Web版Grok Buildは比較的新しいサービスなので、長期間のCMS運用やWordPressサイト制作については、既存のWordPress開発環境ほど実績がありません。
WordPressを長期運用する目的ならCodex・Claude Code・Cursorなどの方が自然です。
Grokがおすすめな人
- 初心者
- コードを書かずにホームページを作りたい
- すぐプレビューしたい
- そのまま公開したい
- 後からGitHubへコードを移したい
人に向いています。
Replit Agent
Replit Agentの特徴
Replit Agentはブラウザ上でWebサイトやアプリを作れるAIエージェントです。
作りたいものをチャットで伝えると、Agentがコードを生成し、実行・修正しながら完成させます。
Replit公式も、
「website ideaを伝えればAgentが構築する」
と案内しています。
Replit Agentでホームページを作る流れ
- Replitを開く
- 作りたいホームページを説明
- Agentが制作
- プレビュー
- 修正を依頼
- 動作確認
- Publish
という流れです。
ローカルPCへNode.jsなどを準備しなくても始めやすいのが特徴です。
Replit Agentのメリット
最大のメリットは、
開発環境と公開環境が一体化していること
です。
コード作成だけではなく、データベースやデプロイなども同じサービス上で扱えます。
無料StarterでもAgentの無料利用枠と1つの公開プロジェクトが用意されています。
Replit Agentのデメリット
本格的なローカル開発環境やWordPress制作を目的にするなら、Codex・Claude Code・Cursorなどの方が適しています。
またAgentを大量に利用する場合はクレジット消費も確認する必要があります。
Replit Agentがおすすめな人
- 初心者
- 環境構築をしたくない
- ホームページからWebアプリまで作りたい
- 公開まで簡単に済ませたい
- ブラウザだけで作業したい
人に向いています。
GitHub Copilot
GitHub Copilotの特徴
GitHub CopilotはGitHubが提供するAI開発支援サービスです。
現在は従来のコード補完だけでなく、
- IDEのAgent mode
- Copilot CLI
- cloud agent
- コードレビュー
- GitHub上のAgent
など複数の利用方法があります。
GitHub Copilotでホームページを作る流れ
例えば、
- GitHubリポジトリ作成
- VS Codeなどで開く
- Agentへホームページ作成を依頼
- コード生成・修正
- GitHubへpush
- PRで確認
- GitHub PagesやVercelなどで公開
という流れです。
GitHub Copilotのメリット
最大のメリットはGitHubとの統合です。
コード作成だけではなく、
Issue
↓
AIが作業
↓
変更
↓
Pull Request
↓
レビュー
という開発フローを作れます。
現在はGitHub上からClaudeやCodexなどのサードパーティーコーディングエージェントを利用する仕組みも提供されています。
GitHub Copilotのデメリット
Replit AgentやGrok Buildほど、
「初心者がチャットだけでホームページを作って即公開」
という用途に特化しているわけではありません。
GitHub・Git・リポジトリという概念を理解している方が使いやすいでしょう。
GitHub Copilotがおすすめな人
- GitHubを使っている
- VS Codeを使っている
- チーム開発
- Pull Requestで管理したい
- 既存プロジェクトをAIで改善したい
人に向いています。
同じホームページを7つのAIに作らせて比較
AIのホームページ制作能力を本当に比較するなら、機能表だけでは不十分です。
同一条件で実際にサイトを作らせる
のが最も分かりやすい方法です。
なお、本記事作成時点では7サービスへ同一プロンプトを投入した実測テストは行っていないため、ここで架空のPageSpeed値や順位は掲載しません。
実際に検証するなら、以下の方法がおすすめです。
今回使用する共通プロンプト
例えば7サービスすべてに次の指示を与えます。
名古屋市にある税理士事務所のホームページを作成してください。
ターゲットは中小企業の経営者です。
目的は無料相談への問い合わせを増やすことです。必要なページ:
・トップページ
・サービス
・料金
・事務所紹介
・よくある質問
・お問い合わせ信頼感がありながら堅すぎないモダンなデザインにしてください。
スマートフォンに完全対応してください。
SEOを意識したHTML構造にしてください。
条件を統一します。
デザインを比較
比較するのは、
- 配色
- 余白
- ファーストビュー
- フォント
- CTA
- 各セクション
- 全体の統一感
です。
スクリーンショットを横並びにすると違いが分かりやすくなります。
コード品質を比較
例えば、
- 不要なライブラリ
- CSSの重複
- コンポーネント設計
- セマンティックHTML
- コードの読みやすさ
などを確認します。
スマートフォン表示を比較
パソコンだけでは不十分です。
375px前後など複数幅で、
- 横スクロール
- メニュー
- ボタン
- 文字サイズ
- 画像
- 表
を確認します。
修正のしやすさを比較
次に全AIへ同じ修正指示を出します。
ヘッダーを20%小さくして、CTAをオレンジに変更してください。
どのAIが、
- 正確に理解するか
- 関係ない場所を壊さないか
- 1回で修正できるか
を比較します。
PageSpeedを比較
完成したサイトを実際に公開し、PageSpeed Insightsで、
- Performance
- Accessibility
- Best Practices
- SEO
などを測定します。
ここは実測値を掲載することで強い一次情報になります。
SEO設定を比較
確認項目は、
- title
- meta description
- H1
- H2
- alt
- canonical
- OGP
- 構造化データ
- sitemap.xml
- robots.txt
です。
完成までに必要だった指示回数を比較
例えば、
Codex:○回
Claude Code:○回
Cursor:○回
Grok:○回
という形で記録します。
初心者にとって「どれが賢いか」より、
何回やり取りすれば希望通りになるか
の方が実用的な指標です。
公開までの簡単さを比較
最後に、
- ドメイン
- GitHub
- サーバー
- ビルド
- デプロイ
など公開作業に必要だった手順を比較します。
目的別|ホームページ制作におすすめのAI
コーディング初心者
Grok Build / Replit Agent
まずWebサイトを完成させる体験を重視するなら、この2つが入りやすいでしょう。
HTML/CSSのホームページ
Codex / Claude Code / Cursor
シンプルな静的サイトなら、いずれでも十分対応できます。
React・Next.jsサイト
Codex / Claude Code / Cursor
プロジェクト全体の構造やビルドまで扱う用途と相性があります。
LP・ランディングページ
初心者ならGrok Build / Replit Agent。
デザインを細かく調整したいならCursorも有力です。
会社ホームページ
簡単さならGrok Build / Replit Agent。
長期間自分でコードを所有・管理するならCodex / Cursorなどを検討します。
WordPress
Codex / Claude Code / Cursor / GitHub Copilot
が有力です。
WordPressテーマ・プラグイン・PHPなど既存コードを直接扱いやすいためです。
既存ホームページの修正
Codex / Claude Code / Cursor
既存ファイルを理解して必要箇所だけ変更する用途に向いています。
Webアプリ
Codex / Claude Code / Replit Agent / Cursor
などが候補になります。
単純なホームページ以上に、バックエンド、データベース、認証などを扱う場合は、コード全体を管理できる環境が重要です。
AIで作ったホームページを公開する方法
GitHub Pages
HTML・CSS・JavaScript中心の静的ホームページならGitHub Pagesを利用できます。
GitHubリポジトリ内のHTML・CSS・JavaScriptをそのままWebサイトとして公開でき、独自ドメインにも対応しています。
Cloudflare Pages
Cloudflare PagesでもGit連携やファイルアップロードからサイトを公開できます。
ただし2026年現在、Cloudflareは新規アプリについてPagesよりWorkersを優先する方向を公式ドキュメントで案内しています。
Vercel
ReactやNext.jsなどを使う場合に利用しやすいサービスです。
GitHub等のリポジトリを接続すると、pushやPull Requestをきっかけに自動デプロイできます。
Netlify
NetlifyもGit連携による継続的デプロイや、CLIからの直接公開に対応しています。
レンタルサーバー
HTML・CSS・JavaScriptで作ったサイトなら、一般的なレンタルサーバーへFTP等でアップロードする方法もあります。
WordPressの場合はレンタルサーバー上でWordPressを運用する方法が一般的です。
AIサービスから直接公開
Grok BuildやReplit Agentなら、作成したものをサービスから直接公開できます。
公開作業まで簡単にしたい初心者には大きなメリットです。
AIで作ったホームページのSEOは大丈夫?
AIがコードを書いたからSEOに弱くなるわけではありません。
問題は生成されたサイトがSEOの基本を満たしているかです。
title・description
各ページに内容を適切に表すtitleを設定します。
descriptionについても、検索ユーザーがページ内容を理解できる文章にします。
HTML構造
単にdivを大量に並べるのではなく、
- header
- nav
- main
- article
- section
- footer
など、意味のあるHTML構造を利用した方が管理もしやすくなります。
構造化データ
会社、店舗、FAQなど、必要に応じてschema.orgの構造化データを利用します。
ただしAIに生成してもらった構造化データが正しいとは限らないため、検証してください。
表示速度
AIは簡単にJavaScriptやライブラリを追加できます。
しかし多機能にするほど表示速度が落ちる可能性があります。
「動くからOK」ではなく、不要な処理を減らすことも重要です。
モバイル対応
現在のホームページ制作ではレスポンシブ対応は必須と考えてよいでしょう。
実機やChrome DevToolsなどで確認します。
sitemap.xml
ページ数が増える場合はsitemap.xmlなど、検索エンジンがページを発見しやすい仕組みを確認します。
robots.txt
AIが誤って検索エンジンをブロックする設定を入れていないかも確認しましょう。
AIコーディングでホームページを作る注意点
AIが作ったコードは必ず確認する
最も重要です。
AIは動作するコードを作っても、
- 無駄な処理
- 古い書き方
- セキュリティ問題
- 不要な依存関係
を含む場合があります。
セキュリティをAI任せにしない
問い合わせフォーム、ログイン、決済などを作る場合は特に注意してください。
専門的なセキュリティ要件を扱う場合は専門家への確認が必要です。
APIキーなどをコードに直接書かない
公開されるJavaScriptやGitHubリポジトリへ、
- APIキー
- パスワード
- トークン
などを直接書いてはいけません。
Grok BuildでもSecrets機能を提供し、APIキーなどをコード外で管理できるようになっています。
JavaScriptを必要以上に増やさない
AIは高度な見た目を作るために大量のJavaScriptを生成する場合があります。
会社案内のホームページなら、そこまで複雑な仕組みが必要ないこともあります。
シンプルにできる部分はシンプルにしましょう。
デザインだけでなくSEO・表示速度も確認する
見た目の派手さだけを優先して、
- 巨大画像
- 重いアニメーション
- 不要なライブラリ
- 大量JavaScript
を使用すると、ホームページとして使いにくくなる可能性があります。
将来誰が更新するのかを考える
AIなら最初のホームページを簡単に作れます。
しかし、
1年後
↓
担当者変更
↓
誰もReactを理解できない
となれば運営が難しくなります。
会社サイトなら、
「AIが作れる技術」ではなく「今後自分たちが管理できる技術」
を選ぶことも重要です。
AIホームページ作成ツールとコーディングAIはどちらがおすすめ?
初心者がホームページを作る方法としては、大きく2つあります。
AIホームページ作成ツール
Wixなど。
メリットは、
- 簡単
- サーバー不要
- 管理画面が用意されている
- 公開が簡単
です。
一方、サービス独自の仕組みへの依存が強くなる場合があります。
コーディングAI
CodexやClaude Codeなど。
メリットは、
- コードの自由度が高い
- Gitで管理できる
- 好きなサーバーへ移せる
- 独自機能を作れる
ことです。
一方、最低限の開発知識が必要になります。
つまり、
簡単さを重視 → AIホームページ作成ツール
自由度・コード所有・拡張性 → コーディングAI
と考えると分かりやすいでしょう。
どちらを選ぶか迷っている場合は、
関連記事:AIホームページ作成ツールおすすめ6選【2026年】初心者向けに比較
も参考にしてください。
AIコーディングでホームページを作るときによくある質問
プログラミング初心者でも作れる?
作れます。
特にGrok BuildやReplit Agentなら、ブラウザで指示しながら作れるため始めやすくなっています。
ただし公開後に長期間運用するなら、HTML・CSS・Gitなどの基本を少しずつ理解することをおすすめします。
AIだけでホームページを完成できる?
技術的には可能です。
ただし、
- 会社情報
- 文章
- 法律
- デザイン
- SEO
- セキュリティ
などは人が最終確認すべきです。
無料でも作れる?
無料で試せるサービスがあります。
GitHub Copilot Free、Cursor Hobby、Replit Starterなどがあります。
利用量や使用できるモデルには制限があるため、本格利用時は有料プランも比較してください。
WordPressも作れる?
可能です。
Codex、Claude Code、Cursor、GitHub Copilotなどを使えば、
- WordPressテーマ
- PHP
- CSS
- JavaScript
- プラグイン
などを作成・修正できます。
ただしWordPress本体やプラグインにはセキュリティ上重要な処理もあるため、AIが生成したコードの確認は必要です。
AIで作ったコードの著作権は?
利用するサービスの利用規約や生成内容によって異なるため、一律には言えません。
商用案件など権利関係が重要な用途では、各サービスの最新利用規約を確認してください。
法的判断が必要な場合は専門家への確認が必要です。
AIで作ったサイトでもSEOできる?
できます。
AIが作ったか、人が書いたかだけで検索順位が決まるわけではありません。
ページ内容、HTML構造、速度、モバイル対応、内部リンクなど、通常のSEO対策が必要です。
制作会社のホームページ制作にも使える?
利用できます。
むしろ、
- コーディング
- レスポンシブ対応
- バグ修正
- 共通パーツ変更
- テスト
- コードレビュー
など、制作会社の作業効率化との相性があります。
ただし顧客サイトへAI生成コードを導入する場合は、品質・セキュリティ・保守性を確認してから納品する必要があります。
まとめ|AIでホームページを作るなら目的に合ったツールを選ぼう
AIコーディングツールの進化によって、現在はプログラミング初心者でも自然な文章からホームページを作れるようになっています。
今回紹介した7つを大きく分けると、
初心者・簡単さ
→ Grok Build
→ Replit Agent
本格的な開発
→ Codex
→ Claude Code
画面を見ながら開発
→ Cursor
Google・Enterprise/API環境
→ Gemini CLI
→ 個人ならAntigravity CLIも検討
GitHub中心
→ GitHub Copilot
という違いがあります。
簡単な会社ホームページをすぐ作りたい人と、WordPressテーマを開発したい人では、最適なAIは異なります。
特に重要なのは、
AIモデルの性能だけで選ばないこと
です。
ホームページ制作では、
- コード生成
- デザイン
- ブラウザ確認
- 修正
- Git管理
- 公開
- SEO
- 将来の保守
まで含めて考える必要があります。
まずホームページを簡単に完成させたいならGrok BuildやReplit Agent。
コードを自分で管理し、長期間育てたいならCodex、Claude Code、Cursorなどを検討するといいでしょう。
また、コードそのものを管理する必要がなく、もっと簡単にAIでホームページを作りたい場合は、
関連記事:AIホームページ作成ツールおすすめ6選【2026年】初心者向けに比較
も参考にしてください。

