
WordPressでホームページやブログを作るためには、基本的にWordPressを設置するレンタルサーバーが必要です。
しかし、レンタルサーバーは種類が多く、
「初心者はどれを選べばいい?」
「安いサーバーでもWordPressは使える?」
「表示速度はどこが速い?」
と迷う人も多いでしょう。
WordPress向けレンタルサーバーを選ぶときは、単純な月額料金だけではなく、
- WordPressを簡単に開設できるか
- 表示速度・安定性
- 独自ドメインの特典
- 自動バックアップ
- セキュリティ
- サポート
- 複数サイトへの対応
などを含めて比較することが重要です。
この記事では、2026年現在利用できる主要なレンタルサーバーから、
- エックスサーバー
- ConoHa WING
- ロリポップ!
- mixhost
- ColorfulBox
- さくらのレンタルサーバ
の6サービスを比較します。
WordPress自体の開設からホームページ完成までの流れを知りたい場合は、「WordPressでホームページを作る方法」もあわせて確認してください。
WordPressにおすすめのレンタルサーバー比較一覧
今回比較する6サービスを簡単に整理すると次のとおりです。
| レンタルサーバー | WordPress簡単開設 | 自動バックアップ | 無料SSL | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| エックスサーバー | ○ | ○ | ○ | 実績・安定性・機能のバランス |
| ConoHa WING | ○ | ○ | ○ | WordPressを簡単に始めやすい |
| ロリポップ! | ○ | プラン・機能による | ○ | 低価格から始めやすい |
| mixhost | ○ | ○※ | ○ | WordPress向け機能・LiteSpeed |
| ColorfulBox | ○ | ○ | ○ | バックアップ・地域選択など |
| さくらのレンタルサーバ | ○ | ○ | ○ | 低価格・長い運営実績 |
※プランによって仕様が異なる場合があります。
料金は契約期間やキャンペーンによって大きく変わるため、「月額○円」という数字だけで順位を決めることはおすすめしません。
大まかに分けるなら、
初心者が迷わずWordPressを始めたい
→ エックスサーバー・ConoHa WING
費用を抑えたい
→ ロリポップ!・さくらのレンタルサーバ
バックアップやサーバー構成にもこだわりたい
→ ColorfulBox
WordPress向けの高速環境を重視したい
→ mixhost
などが候補になります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
WordPress向けレンタルサーバーの選び方
レンタルサーバーを比較すると、CPU・メモリ・SSD容量・転送量など多くの数値が出てきます。
もちろんスペックも重要ですが、一般的なWordPressホームページやブログを作る初心者であれば、細かなスペックだけを比較する必要はありません。
まずは次のポイントを確認してください。
WordPressを簡単に開設できるか
初心者の場合、最も重視したいのがWordPressを簡単に開設できるかです。
従来は、
- サーバーを契約する
- ドメインを取得する
- DNSを設定する
- データベースを作る
- WordPressをアップロードする
- SSLを設定する
といった作業が必要でした。
現在は、多くのレンタルサーバーでWordPressの簡単インストール機能が提供されています。
さらに、サーバーによっては申し込み時に、
サーバー契約
+ 独自ドメイン
+ WordPressインストール
+ SSL設定
までまとめて完了できます。
たとえばエックスサーバーには「WordPressクイックスタート」があり、申し込みと同時に独自ドメイン取得・WordPress設置・独自SSL設定まで行えます。
ConoHa WINGにも「WordPressかんたんセットアップ」があります。
初めてWordPressを使う人は、こうした機能が用意されているサーバーを選ぶと開設時の負担を大きく減らせます。
表示速度・安定性を確認する
ホームページの表示速度や安定性も重要です。
ページの表示に時間がかかると、ユーザーがページを見る前に離脱してしまう可能性があります。
また、アクセスが集中したときに頻繁にサイトが表示できなくなるようでは、ビジネス用途には向きません。
サーバーを選ぶ際は、
- SSD・NVMeなどのストレージ
- Webサーバー
- キャッシュ機能
- CDN
- サーバーリソース
- 稼働率
- 障害情報
などを確認します。
ただし、レンタルサーバー各社が掲載している、
「国内最速」
「WordPress表示速度No.1」
といった表現だけで決めるのはおすすめしません。
測定条件・比較対象・調査時期が異なるため、各社の数字をそのまま横並びにはできないからです。
また、WordPressの速度はサーバーだけでなく、
- テーマ
- プラグイン
- 画像
- 広告
- JavaScript
- キャッシュ設定
などにも影響されます。
一般的なサイトであれば、極端なスペック競争よりも、十分な性能と安定性のバランスを見る方が重要です。
料金だけでなく契約期間も確認する
レンタルサーバーの料金を見ると、
「月額500円~」
のような表示があります。
しかし、その価格が必ず毎月払いで利用できるとは限りません。
多くのレンタルサーバーでは、
- 1か月
- 3か月
- 6か月
- 12か月
- 24か月
- 36か月
など契約期間によって月額換算料金が変わります。
一般的には長期契約ほど1か月あたりの料金が安くなります。
たとえば、さくらのレンタルサーバのスタンダードプランは2026年9月時点で、
- 毎月払い:660円
- 12か月:月額換算550円
- 24か月:月額換算539円
- 36か月:月額換算500円
となっています。
そのため、
「月額料金」だけでなく、「その価格になる契約期間」と「実際の支払総額」
を確認してください。
独自ドメイン無料特典を確認する
WordPressで会社や店舗のホームページを作る場合、基本的には独自ドメインを利用します。
たとえば、
example.com
のようなURLです。
通常はサーバー代とは別にドメインの取得・更新費用がかかります。
しかし、レンタルサーバーによっては契約中の独自ドメインを無料で利用できる特典があります。
たとえばエックスサーバーでは、スタンダードプランの場合、契約期間など一定条件を満たすことで独自ドメイン永久無料特典を利用できます。
ConoHa WINGのWINGパックにも、対象独自ドメインの無料特典があります。
ロリポップ!でも対象プラン・契約期間・自動更新など一定条件でドメイン無料特典があります。
1年だけで見ると小さな差でも、ホームページを5年・10年運営するなら継続費用に差が出ます。
サーバー料金とドメイン料金を合計して比較しましょう。
自動バックアップがあるか
WordPressを運営するなら、バックアップは重要です。
WordPressでは、
- WordPress本体の更新
- テーマ更新
- プラグイン更新
- PHP変更
- カスタマイズ
- 操作ミス
などによって不具合が発生する可能性があります。
その際、バックアップがあれば正常だった状態へ戻せる可能性があります。
レンタルサーバーを比較するときは、
「バックアップあり」
だけで判断せず、
- 自動で取得されるか
- 何日分保存されるか
- ファイルとデータベースの両方か
- 復元料金はかかるか
- 自分で復元できるか
まで確認してください。
たとえばmixhostでは対象プランで1日1回、過去14日分の自動バックアップが提供されています。
さくらのレンタルサーバには「バックアップ&ステージング」機能があり、WordPressのバックアップに加え、テスト環境の作成にも利用できます。
セキュリティ機能を確認する
WordPressは世界的に利用されているCMSであるため、不正アクセスなどへの対策も必要です。
レンタルサーバー側で、
- 無料独自SSL
- WAF
- 不正アクセス対策
- Web改ざん対策
- ログイン対策
- マルウェア対策
などが提供されているか確認しましょう。
特に無料独自SSLは現在のホームページ運営ではほぼ必須です。
ただし、サーバー側のセキュリティ機能が充実していても、
- WordPressを最新版にする
- テーマを更新する
- プラグインを更新する
- 強固なパスワードを使う
- 不要なプラグインを削除する
など、WordPress側の管理も必要です。
サポート体制を確認する
初心者の場合は、サポートも重要です。
トラブルが起きたとき、
- メール
- チャット
- 電話
- FAQ
- マニュアル
のどれを利用できるか確認しましょう。
特に会社ホームページの場合、
「ホームページが表示されない」
といった問題を長時間放置すると、問い合わせや売上に影響する可能性があります。
たとえばエックスサーバーではメール・チャット・電話などのサポートが用意されています。
さくらのレンタルサーバのスタンダードでは、チャット・メール・電話のコールバック予約に対応しています。
初心者ほど、
料金の数百円差より、困ったときに問題を解決しやすい環境
を重視した方が結果的に効率的です。
複数サイトを運営できるか
今は1サイトしか作る予定がなくても、将来的に、
- 会社ホームページ
- サービスサイト
- 採用サイト
- ブログ
- 新規事業サイト
など複数のWordPressサイトを作る可能性があります。
その場合、
- 独自ドメイン数
- データベース数
- SSD容量
- サーバーリソース
- マルチドメイン
などを確認します。
1契約で複数サイトを作れるサーバーであれば、新しいサイトを作るたびにサーバーを契約する必要はありません。
ただし、アクセスが多いサイトを大量に同じ契約へ詰め込めばよいわけでもありません。
サイト規模が大きくなった場合は、プランアップやサーバー分離も検討します。
WordPressにおすすめのレンタルサーバー6選
ここからは、WordPressでホームページやブログを作る場合に候補となる6サービスを紹介します。
エックスサーバー
エックスサーバーは、WordPressサイトを長期的に運営したい人にとって有力なレンタルサーバーです。
スタンダードプランは月額990円~で提供され、WordPress向け機能が充実しています。
大きな特徴が「WordPressクイックスタート」です。
申し込み時に利用すると、
- サーバー契約
- 独自ドメイン取得・設定
- WordPressインストール
- 独自SSL
- テーマのインストール
などをまとめて進められます。
WordPressを初めて利用する人でも、複雑なサーバー設定を大幅に省略できます。
また、スタンダードプランでも500GBの容量が用意され、条件を満たせば独自ドメイン永久無料特典も利用できます。
エックスサーバーがおすすめなのは、
- 初めてWordPressを使う
- 会社ホームページを作りたい
- 長期間運営したい
- 複数サイトを運営したい
- 実績や安定性を重視したい
- サポートを重視したい
という人です。
価格だけを最優先する場合は、さらに安いサーバーがあります。
一方、料金・性能・機能・サポートをまとめてバランスよく選びたい人には候補にしやすいサーバーです。
なお、WordPressクイックスタートを利用すると10日間の無料お試しは利用できないため、この点には注意してください。
ConoHa WING
ConoHa WINGは、WordPressをできるだけ簡単に始めたい人に向いているレンタルサーバーです。
特徴的なのが「WordPressかんたんセットアップ」です。
サーバー申し込み時に、
- 独自ドメイン
- WordPress
- SSL
- テーマ
などをまとめて設定できます。
WINGパックでは、対象の独自ドメインが最大2個無料になるプランもあります。
また、自動バックアップも用意されています。
ConoHa WINGがおすすめなのは、
- WordPress初心者
- ブログを始めたい
- 開設作業を簡単にしたい
- ドメインも同時に取得したい
- 複数サイト運営も考えている
という人です。
エックスサーバーと比較して迷う人も多いと思います。
どちらもWordPress初心者向けのセットアップ機能を備えているため、最終的には、
- 契約期間
- その時点の通常料金
- ドメイン特典
- キャンペーン
- 管理画面
- サポート
などを比較するとよいでしょう。
ロリポップ!
ロリポップ!は、費用を抑えてWordPressを始めたい場合に候補となるレンタルサーバーです。
複数の料金プランがあり、WordPress対応プランの中から予算や用途に合わせて選べます。
2026年9月時点では、WordPress向けに利用しやすいハイスピードプランが月額660円~で提供されています。
一定条件を満たすことで独自ドメイン無料特典も利用できます。
ロリポップ!がおすすめなのは、
- サーバー料金を抑えたい
- 個人ブログを作りたい
- 小規模なホームページを作りたい
- 必要になったら上位プランを検討したい
という人です。
注意したいのは、
一番安いプランだけを見て契約しないこと
です。
料金が安いプランと、WordPressを快適に運営するために適したプランが同じとは限りません。
自分が使う予定のプランについて、
- WordPress
- バックアップ
- 電話サポート
- ドメイン特典
- 容量
まで確認したうえで比較しましょう。
mixhost
mixhostは、WordPress向けの高速環境を重視する人に候補となるレンタルサーバーです。
WordPressの簡単インストールに対応し、既存サイトを移転するための「WordPressらくらく引っ越し」なども提供されています。
対象プランでは、1日1回の自動バックアップが行われ、過去14日分が保存されます。
mixhostがおすすめなのは、
- WordPressを簡単に始めたい
- 表示性能を重視したい
- ブログ・メディアを運営したい
- 他サーバーからWordPressを移転したい
- 自動バックアップを重視する
という人です。
一方、料金は契約期間によって差があります。
2026年時点のスタンダードプランの更新料金では、
- 36か月:月額換算1,298円
- 12か月:月額換算1,518円
- 3か月:月額換算1,738円
となっており、短期契約ほど月額換算料金が高くなります。
新規契約時にはキャンペーンなどで異なる料金になる可能性があるため、申し込み時に初回料金と更新料金の両方を確認してください。
ColorfulBox
ColorfulBoxは、WordPress向けの機能とバックアップを重視したい人に候補となるレンタルサーバーです。
WordPressを簡単に開設するための「快速セットアップ」が用意されており、初心者でもWordPressサイトを始めやすくなっています。
また、自動バックアップを標準搭載しています。
ColorfulBoxの特徴の一つが、国内のサーバーリージョンを選択できる点です。
さらに、対象プラン・契約期間では独自ドメイン無料特典があります。
たとえばBOX2以上を12か月以上契約するなどの条件を満たすと、対象ドメインを無料で利用できる仕組みがあります。
ColorfulBoxがおすすめなのは、
- WordPressを簡単に開設したい
- 自動バックアップを重視したい
- サーバーの地域も選びたい
- 複数サイトを運営したい
- サーバー機能を細かく確認して選びたい
という人です。
ColorfulBoxも初回契約の割引キャンペーンを行うことがあるため、
初回価格だけでなく更新時の通常料金
まで確認して比較しましょう。
さくらのレンタルサーバ
さくらのレンタルサーバは、長年提供されている国内レンタルサーバーです。
WordPressを利用する場合は、基本的にスタンダード以上のプランを選びます。
2026年9月8日時点でスタンダードプランは、
- 毎月払い:660円
- 12か月:6,600円(月額換算550円)
- 24か月:12,936円(月額換算539円)
- 36か月:18,000円(月額換算500円)
です。
初期費用は無料です。
また、
- WordPressクイックインストール
- 無料SSL
- バックアップ&ステージング
- CDN
- 上位プラン変更
などに対応しています。
スタンダードではSSD容量300GB、CDNは月100GBまで無料で利用できます。
さくらのレンンタルサーバがおすすめなのは、
- サーバー代を抑えたい
- WordPressを使いたい
- 長期間運営したい
- 国内サービスの実績を重視したい
- バックアップやステージングも使いたい
という人です。
注意点は、最安のライトプランではWordPressを利用できないことです。
「月額121円~」だけを見て申し込まず、WordPress目的ならスタンダード以上を選びましょう。
目的別におすすめのWordPressレンタルサーバー
レンタルサーバーは、絶対的な1位を決めるより目的から選んだ方が失敗しにくくなります。
初心者におすすめ
初心者なら、
エックスサーバー
または
ConoHa WING
が候補です。
どちらもサーバー契約だけでなく、
- ドメイン
- WordPress
- SSL
などをまとめて設定できる機能があります。
特に初めてWordPressを使う場合は、
「安さ」より「WordPressを迷わず開設できるか」
を重視することをおすすめします。
数百円を節約しても、初期設定で何時間も止まってしまえば時間的コストの方が大きくなる可能性があります。
会社・店舗ホームページにおすすめ
会社や店舗ホームページなら、エックスサーバーが有力候補です。
理由は、
- WordPress開設が簡単
- 長期運営しやすい
- バックアップ
- SSL
- サポート
- 複数サイト
- 法人向けプラン
などをまとめて考えやすいためです。
ConoHa WINGも候補になります。
会社サイトの場合は数百円の料金差より、
障害やトラブルが起きた際に安定して運営できること
を優先しましょう。
非常に重要な企業サイトや大規模サイトの場合は、通常の個人向け共有サーバープランだけでなく法人向けプランも検討してください。
ブログ・アフィリエイトにおすすめ
ブログやアフィリエイトなら、
- エックスサーバー
- ConoHa WING
- mixhost
- ロリポップ!
などが候補です。
ブログでは記事数や画像が増え、将来的にアクセスが増える可能性があります。
そのため、
- 表示速度
- WordPress向け機能
- バックアップ
- 複数サイト
- 容量
などを確認してください。
複数のブログ・アフィリエイトサイトを作る場合は、マルチドメインやデータベース数も確認しておくとよいでしょう。
料金を抑えたい人におすすめ
費用を抑えたい場合は、
- さくらのレンタルサーバ
- ロリポップ!
が候補になります。
さくらのスタンダードは36か月契約なら月額換算500円です。
ロリポップ!にも比較的低価格なWordPress対応プランがあります。
ただし、
年間数千円を節約することだけに集中しすぎない
ようにしてください。
WordPressサイトを数年間運営する場合、
- バックアップ
- サポート
- 表示速度
- 管理画面
- ドメイン
なども含めた総額と使いやすさで判断した方が合理的です。
複数サイトを運営したい人におすすめ
複数サイトを作るなら、
- エックスサーバー
- ConoHa WING
- mixhost
- ColorfulBox
などが候補になります。
ただし、単純に「WordPressを何個インストールできるか」だけでは不十分です。
複数サイトを同時運営すると、
- SSD容量
- CPU
- メモリ
- 同時アクセス
- データベース
- バックアップ
などの消費量も増えます。
小規模サイトを複数運営する場合と、大規模メディアを複数運営する場合では必要な環境が違います。
サイト数とアクセス規模の両方から判断してください。
アクセスが多いサイトにおすすめ
アクセスが多いサイトでは、
- サーバーリソース
- キャッシュ
- CDN
- 上位プラン
- スケールアップ
などを重視します。
候補としてはエックスサーバーやmixhostなどがあります。
また、さくらのレンタルサーバでもスタンダードプランにCDN機能が用意されています。
ただし、
大量アクセス=高い共有サーバーを選べば必ず解決
とは限りません。
数十万〜数百万PV規模、大量の同時アクセス、EC・会員サイトなどでは、WordPressの構成自体やVPS・クラウド・専用環境を含めて検討する必要があります。
WordPressのレンタルサーバー料金を比較
レンタルサーバーはテーマと違い、基本的に継続して料金を支払います。
そのため、長期間運営するなら料金体系を理解しておきましょう。
月額料金だけで比較しない
サーバー会社の料金ページには、
「月額○○円~」
と表示されることがよくあります。
しかし、その価格は36か月契約など最も長い契約期間を選んだ場合の月額換算であることがあります。
たとえば、
月額500円 × 36か月
なら、申し込み時に18,000円を一括で支払う方式です。
そのため比較するときは、
- 月額換算
- 契約期間
- 初回支払額
- 更新料金
- 初期費用
を確認してください。
12か月・36か月契約の違い
長期契約は1か月あたりの料金を安くできるのがメリットです。
一方で、最初に支払う金額は大きくなります。
これから本格的に会社サイトやブログを数年間運営する予定なら、24〜36か月契約には合理性があります。
しかし、
WordPressを一度試してみたい
という段階で、価格だけを理由に36か月契約する必要はありません。
長期運営する意思があるかまで考えて決めてください。
ドメイン代を含めて比較する
レンタルサーバーを比較するときは、サーバー料金だけでなくドメイン代も含めます。
たとえば、
サーバーA
月額800円+ドメイン更新費
と、
サーバーB
月額1,000円+対象ドメイン永久無料
では、長期間利用すると実質的な差が小さくなる場合があります。
また、無料特典についても、
- 対象ドメイン
- 契約期間
- 自動更新設定
- 対象プラン
など条件があります。
「ドメイン無料」という文字だけではなく適用条件を確認してください。
無料サーバーと有料レンタルサーバーはどちらがおすすめ?
WordPressを無料サーバーで利用できるサービスもあります。
しかし、会社・店舗サイトや本格的なブログを運営するなら、基本的には有料レンタルサーバーをおすすめします。
無料サーバーが向いている人
無料サーバーは、
- WordPressを試したい
- 学習したい
- テストサイトを作りたい
- 一時的なサイトを作りたい
といった用途に向いています。
費用がかからないことが最大のメリットです。
一方、
- 容量
- 広告
- サポート
- バックアップ
- 独自ドメイン
- サーバー性能
- 商用利用
などに制限がある場合があります。
無料だから悪いわけではありませんが、用途を選びます。
有料レンタルサーバーがおすすめの人
次のような場合は有料サーバーをおすすめします。
- 会社ホームページ
- 店舗サイト
- ブログ
- アフィリエイト
- オウンドメディア
- 長期間運営するサイト
- 検索から集客したいサイト
一般的なWordPress向け共有レンタルサーバーなら月500〜1,500円程度から十分な選択肢があります。
ビジネスとして運営するホームページであれば、サーバー代を極端に削るメリットはそれほど大きくありません。
WordPressレンタルサーバーを選ぶときの注意点
「最速」という表現だけで選ばない
サーバー各社では「最速」「No.1」といった表示を見かけます。
しかし、速度測定は、
- 測定サイト
- WordPressテーマ
- ページ容量
- プラグイン
- 測定地点
- アクセス数
- キャッシュ
- 比較対象
- 測定期間
によって結果が変わります。
条件の違うテスト結果を直接比較して、
A社が1位だから必ずA社が速い
とは判断できません。
一般的なWordPressサイトであれば、十分な性能があるサーバーを選んだうえで、画像圧縮やキャッシュなどサイト側も改善する方が重要です。
最安プランがWordPress向けとは限らない
レンタルサーバーのトップページに、
月額100円台~
と書かれていても、そのプランでWordPressを利用できるとは限りません。
たとえばさくらのレンタルサーバでは、月額換算121円~のライトプランがありますが、WordPressは対象外です。
WordPressを利用するならスタンダード以上が必要です。
「会社全体の最安料金」ではなく、
WordPressが使えるプランの料金
を比較してください。
バックアップの復元条件まで確認する
自動バックアップがあるだけでは不十分です。
確認したいのは、
- 保存期間
- 保存世代
- 復元料金
- 復元方法
- ファイル
- データベース
です。
バックアップされていても、復元方法が分からなければ緊急時に困ります。
契約後には、実際にどこからバックアップを確認・復元できるのかも把握しておきましょう。
契約後のプラン変更・移転も確認する
サイトが成長すると、最初に契約したプランでは不足する可能性があります。
そのため、
- 上位プランへ変更できるか
- データ移行が必要か
- ダウンタイムが発生するか
- 他社から簡単に移転できるか
なども確認します。
たとえばさくらのレンタルサーバでは、スタンダードから必要に応じてデータを維持したまま上位プランへ変更できる仕組みがあります。
mixhostにもWordPressサイトを移転するための機能があります。
長く運営するほど「契約時の料金」より「成長後の扱いやすさ」が重要になります。
キャンペーン価格だけで判断しない
レンタルサーバーでは頻繁に、
- ○%OFF
- キャッシュバック
- 初回割引
- ドメイン無料
などのキャンペーンが行われます。
利用できるならメリットですが、
キャンペーン価格=将来支払い続ける料金
とは限りません。
比較するときは、
初回料金
+ 更新料金
+ ドメイン
+ 必要なオプション
で判断してください。
数年間利用する予定なら、初年度だけ数千円安いことより、通常料金やサービス内容の方が重要です。
レンタルサーバーを契約してWordPressを始める方法
WordPress向けのレンタルサーバーを決めたら、実際にWordPressを開設します。
一般的には次の流れです。
サーバーを申し込む
まず利用するレンタルサーバーの公式サイトから申し込みます。
その際、
- プラン
- 契約期間
- 支払方法
などを選択します。
一般的な会社ホームページや個人ブログであれば、最上位プランから始める必要はほとんどありません。
各社が個人・一般サイト向けとして推奨している標準的なプランから検討しましょう。
独自ドメインを取得する
次にホームページで使用する独自ドメインを決めます。
たとえば、
example.com
です。
会社・店舗・サービスであれば、
- 会社名
- 店舗名
- ブランド名
- サービス名
など、長期間使えるドメインを選びましょう。
レンタルサーバーの独自ドメイン無料特典を利用する場合は、申し込み時に対象条件を確認してください。
WordPressをインストールする
ドメインを準備したらWordPressをインストールします。
現在は主要レンタルサーバーの多くが簡単インストールに対応しています。
初めてWordPressを利用するなら、
サーバー申し込みと同時にWordPressまで作れる機能
を利用するのが簡単です。
WordPressインストール時には、
- サイト名
- ユーザー名
- パスワード
- メールアドレス
などを設定します。
管理者パスワードには簡単に推測できない文字列を設定してください。
SSLを設定する
次にSSLを設定します。
SSLを利用すると、
http://example.com
ではなく、
でホームページを表示できます。
現在の主要レンタルサーバーでは無料独自SSLが提供されています。
WordPressの簡単セットアップを利用すると、SSLまで自動で設定される場合もあります。
WordPress管理画面へログインする
WordPressのインストールが完了したら管理画面へログインします。
一般的には、
などからログインできます。
ここから、
- WordPress初期設定
- テーマ設定
- 固定ページ
- メニュー
- プラグイン
などを設定してホームページを作っていきます。
サーバーを契約した後の制作手順は「WordPressでホームページを作る方法」で詳しく解説しています。
WordPressレンタルサーバーに関するよくある質問
WordPressにレンタルサーバーは必ず必要ですか?
自分でWordPressをインストールして一般的な独自サイトを公開する場合は、基本的にサーバーが必要です。
WordPress本体だけをダウンロードしても、インターネット上にホームページを公開する場所がありません。
そのため、
独自ドメイン+レンタルサーバー+WordPress
という構成が一般的です。
初心者にはどのレンタルサーバーがおすすめですか?
初心者なら、WordPressの開設作業が簡単なエックスサーバーやConoHa WINGが候補です。
どちらも、
- サーバー
- 独自ドメイン
- WordPress
- SSL
などをまとめて設定できる仕組みがあります。
ただし、絶対的にどちらが優れているという意味ではありません。
料金・契約期間・サポート・キャンペーンなども比較して選びましょう。
安いレンタルサーバーでも問題ありませんか?
小規模なWordPressサイトなら、比較的安いレンタルサーバーでも十分運営できる場合があります。
ただし価格だけでなく、
- WordPress対応
- 自動バックアップ
- 無料SSL
- サポート
- 容量
- 表示性能
などを確認してください。
「安いから問題」というより、
必要な機能・性能が足りているか
で判断するべきです。
サーバーを変えるとSEOに影響しますか?
適切にサーバー移転を行えば、サーバーを変更しただけで検索順位が必ず下がるわけではありません。
ただし移転時に、
- 長時間サイトが表示できない
- URLが変わる
- HTTPS設定を失敗する
- robots.txtを誤設定する
- ページが404になる
- 表示速度が大幅に悪化する
などの問題が起きれば、SEOへ影響する可能性があります。
サーバー移転は正しい手順で行うことが重要です。
後から別のレンタルサーバーに変更できますか?
できます。
WordPressの、
- ファイル
- 画像
- テーマ
- プラグイン
- データベース
などを新しいサーバーへ移転します。
レンタルサーバーによってはWordPress専用の移転機能も用意されています。
ただし、サイト規模が大きいほど移転作業は複雑になるため、最初から長期間利用できるサーバーを選ぶのが理想です。
1つのサーバーで複数のWordPressを運営できますか?
対応しているサーバー・プランであれば可能です。
複数の独自ドメインを設定し、それぞれにWordPressをインストールできます。
たとえば、
- 会社ホームページ
- サービスサイト
- 採用サイト
- ブログ
を1つのレンタルサーバー契約で運営することもできます。
ただし、サイト数・アクセス数が増えるほどサーバーリソースを使用するため、必要に応じて上位プランを検討してください。
WordPress.comならレンタルサーバーは不要ですか?
WordPress.comを利用する場合、自分で一般的なレンタルサーバーを別途契約する必要はありません。
WordPress.com側がホスティング環境を提供しているためです。
一方、この記事で紹介しているのは主に、
自分でレンタルサーバーを契約し、WordPressを設置する方法
です。
テーマ・プラグイン・サーバーなどを自由に選びながらWordPressサイトを運営したい場合はこちらが一般的です。
まとめ
WordPress向けレンタルサーバーを選ぶときは、月額料金だけでなく、
- WordPressを簡単に開設できるか
- 表示速度・安定性
- 契約期間
- 独自ドメイン特典
- バックアップ
- セキュリティ
- サポート
- 複数サイトへの対応
まで比較することが重要です。
今回紹介した6サービスを大きく分けると、
WordPress初心者・バランス重視
→ エックスサーバー
WordPress開設の簡単さを重視
→ ConoHa WING
費用を抑えて始めたい
→ ロリポップ!
WordPress向けの性能・機能を重視
→ mixhost
バックアップやサーバー環境も重視
→ ColorfulBox
低価格で長期間運営したい
→ さくらのレンタルサーバ
が主な候補です。
ただし、レンタルサーバーに全員共通の絶対的な1位があるわけではありません。
会社ホームページと個人ブログでは重視すべき項目が異なります。
特に初心者の場合は、数百円の価格差だけを見るのではなく、
WordPressの開設・管理・バックアップ・トラブル対応まで自分で無理なく続けられるか
を考えて選びましょう。
レンタルサーバーを決めた後は、WordPressをインストールし、テーマや固定ページを設定してホームページを作っていきます。
詳しい制作手順は「WordPressでホームページを作る方法」で解説しています。

