計測の仕組み
PVモニターは「ページが表示されるたびに1件」の生PV、Google アナリティクス(GA4)は「同意・Cookie・ボット判定を経たイベント」なので定義が異なります。
| 項目 | PVモニター | Google アナリティクス(GA4) |
|---|---|---|
| 方式 | フッターの 1×1 GIF(同一ドメイン) | JavaScript タグ(gtag / GTM) |
| 単位 | インプレッション1件=PV1 | page_view イベント。別にユーザー・セッションあり |
| 識別 | Cookie / セッションなし。毎回新規行 | _ga 等の Cookie(client_id) |
| 同意 | なし | Consent Mode や同意バナーで送信が止まることが多い |
| 広告ブロッカー | ファーストパーティ画像なので止まりにくい | サードパーティ通信のため止まりやすい |
| ボット | 標準のクローラー一覧はない | 既知ボットを自動除外 |
| タイムゾーン | WordPress(wp_timezone()) | プロパティのタイムゾーン |
| 保持 | 既定90日(設定で変更) | イベントデータは2か月または14か月 |
ビーコンは wp_footer(AMP は amp-pixel)に出ます。JavaScript は不要です。u パラメータはキャッシュ回避用の UUID で、ユーザーIDではありません。
カウント対象
PVモニターが記録するもの:
- 投稿・固定ページ・アーカイブ・ページ送り(
page列で別ページ扱い) - 404(設定既定は記録する。ただし統計・ランキング画面では除外)
- 再読み込み・同一ユーザーの連続閲覧(セッション結合なし)
- 管理画面・プレビュー・カスタマイザーは対象外
- 内部の絶対URLのみ(外部URLは捨てる)
既定の除外(設定で変更可):
- ログイン済みユーザー(既定オン)
- 未知の OS(「その他」)(既定オン。ボット・特殊UAを落とす)
- 任意の IP / UA 正規表現
GA4側の典型:
- ログイン中の閲覧も通常は数える(内部トラフィックフィルタを別途設定した場合を除く)
- ボット除外あり
- 同意拒否・タグ未発火・広告ブロックは数えない
- 履歴遷移(SPA)は Enhanced measurement で数えることがある
- クエリパラメータの扱い・ホスト名フィルタで「同じページ」の定義が変わる
PVモニターの方が多くなる場合の原因として考えられるもの
- 広告ブロッカー / ITP
GAタグは止まるが、同一ドメインのビーコンは残りやすい。 - 同意バナー
拒否・未同意では GA は送らない。PVモニターは同意と無関係。 - JS 無効・タグ遅延
画像ビーコンは HTML が描画されれば動く。GTM の遅延読み込みでは GA が落ちることがある。 - セッション結合がない
同じ人が短時間に何度開いても毎回 +1。GA の「ユーザー」「セッション」は増えない。 - ボット・プレビュー系
GA が落とすクローラーや一部のプレフェッチが、HTML+画像まで取ると PVモニターに入ることがある。 - アーカイブ・ページ送り
一覧や2ページ目以降も1PV。GA ではパス正規化でまとまることがある。
実務では、同意バナーと広告ブロックがあるサイトほど PVモニター > GA になりやすいです。
PVモニターの方が少なくなる場合の原因として考えられるもの
- ログインユーザー除外(既定オン)
編集者・管理者がログインしたまま巡回した分は入らない。GA は通常入る。 - 未知OS除外(既定オン)
OS判定できない UA を落とす。GA に残るアクセスと差が出る。
HTML だけ取るクローラーなどはPVモニターでは計測されません - IP / UA フィルタ
自社IPや特定ボットを除外している場合。 wp_footerが出ないテーマ・部分的なHTML
ビーコン自体が埋まらない。- 計測エンドポイントの失敗
WAF、キャッシュ、サーバーエラーで画像リクエストが落ちる。 - フルページ遷移以外
Ajax / 無限スクロール / 履歴APIだけの画面切り替えは数えない。GA は数える設定がある。 - 統計画面は404を除外
ログには404があっても、ダッシュボードのPV合計・ランキングには入らない。
画面によって数字が違う点
PVモニター内部でも「どれを見ているか」で差が出ます。
- アクセスログ: 記録された全件(404含む)
- 統計・ダッシュボードのPV: 404を除いた
COUNT(id) - ランキング: 404除外。投稿単位やURL単位の集計
GA4の「リアルタイム」と「標準レポート」も遅延・しきい値でずれるので、当日速報同士の比較は向きません。


